サクサクおいしい、甘辛いりこの佃煮
きみしゃん本舗 初代きみしゃん:渡邉紀美子さん/2代目きみしゃん:渡邉公義さん
/遠賀郡 /開業歴:36年
主な生産物:きみしゃんいりこ(いりこの佃煮)
奇跡のお鍋で作る旨味たっぷりのいりこ。きみしゃんの「おいしくなあれ」の気持ちが詰まっています。
感謝のこもった「きみしゃんいりこ」
「きみしゃんいりこ」はもともと、昭和57年(1982年)から遠賀郡芦屋町で経営していた割烹民宿の、朝食の惣菜として提供していたものです。残念ながら民宿は焼失してしまったのですが、奇跡的に厨房のお鍋が焼け残っていて、それを一生懸命磨いて作っている佃煮なんです。
今でも使い続けているそのお鍋やいりこには、感謝の気持ちしかありません。こういった経緯がありますので、お客様から「とても美味しかった」とお声をいただくと本当にうれしいです。お会いしたお客様から握手を求められたりするのも「きみしゃんいりこ」がたくさんの方に親しまれているからだと思います。
少しずつ作っているから自信がある
佃煮はベタベタしていると思われがちですが、「きみしゃんいりこ」はサクサクして食べやすいと言われます。グツグツ炊かないことと、その日のいりこの大きさなどを見て調味料の加減をしていることが味の秘訣です。
「きみしゃんいりこ」はお鍋で1キロずつ手作りしています。少量ずつ目で見て作っているからこそ、私たちはこの商品に自信が持てるのです。甘辛い味付けも好評で、小さなお子さまからご年配の方までいろいろな方に召し上がっていただいています。ご飯に乗せたりお酒のおつまみにしたりといった定番から、炊き込みご飯、パスタの具、サラダのトッピングと、お客様のお好みでさまざまなお料理に活用できるのも特徴です。
長年の勘と愛情で作る健康食
あるときお客様から「ちっちゃいけど尾頭付きだね」と言われました。その言葉どおり「きみしゃんいりこ」は魚を骨までまるごと食べるられるので、ご高齢の方やお子さまのカルシウムの補給として召し上がっていただくのも良いと思います。また、お土産としても手頃ですから、お出かけの際にご利用いただけるとうれしく思います。
ひとつのお鍋で少しずつ手作りしているので、注文が多いときには1日に30回、40回といりこを炊きます。それでも私たちは「きみしゃんいりこ」がいつもご家庭の食卓にのぼっていることを願って、日々精進しながら生産を続けていきます。商品よって微妙に異なる素朴な味を、どうぞご賞味ください。