合鴨農法で育むお米と野菜
古野隆太郎さん
/合鴨家族 古野農場/嘉穂郡 /農業歴:6年
主な生産物:お米、人参、カボチャ、ニラなど
お米を中心に、人参やジャガイモ、カボチャなど約60種類の野菜を生産しています。特徴的なのは、古野農場では合鴨農法を取り入れているということです。
合鴨農法だからこそ
合鴨農法とはその名の通り、合鴨を水田の中で放し飼いをする農法です。合鴨が雑草や害虫の駆除をしてくれます。それまで手作業でやっていた草取りなどの手間を省くことができるようになり、お米以外にも野菜を作る余裕ができました。
ちなみに、野菜にはおいしい個体の見分け方があります。たとえば人参。人参は葉の緑色が薄いものがおすすめです。甘みがあり味に癖がないので、子どもでも食べやすいです。
家族に喜んでもらうために
「売るためではなく、家族に喜んでもらうために作る」。それが私の農業に対する考え方です。売ることだけを考えれば、今のように多様な野菜をつくるのではなく、お米だけをつくれば効率はいいのかもしれません。ですが家族のことを考えると、お米だけでなく野菜もあった方が喜んでくれるのではないかと考えています。お客さまに対しても、同じ思いで野菜づくりに取り組んでいます。
身近な人に目を向けて
古野農場の農作物は通販にも出品しており、おかげさまで全国から注文をいただいています。今後も通販は続けていきますが、改めて原点に立ち返り、家族や友人、地元の人たちに喜んでもらえるように頑張っていきます。