日々の積み重ねが、おいしい柿を生む
嶋田透さん
/飯塚市 /農業歴:10年
主な生産物:柿、イチジク、スイートコーンなど
柿やイチジクといった、果樹を中心に生産しています。他にもスイートコーンやホオズキを作っており、1年を通して農業に勤しんでいます。
あまくてうまい
一口に柿と言っても、種類はさまざま。大きく分けて甘柿と渋柿があり、甘柿の定番品種である「富有(ふゆう)」や、種なしの「秋王(あきおう)」などを生産しています。
イチジクも健康・美容ブームによって人気を集めています。私が生産する「とよみつひめ」は福岡県で開発された品種で、甘味が強いのが特徴です。
手を掛けた分だけ応えてくれる
日々成長の過程を観察し、手入れを行っています。柿の収穫時期は秋ですが、花が咲き始める春になると“花落とし”という作業を行います。通常、枝には5つ程度の花が付きますが、その内の1つだけを残して他の花を切り落とします。そうすることで、1つの花に養分が集中し、大きくて甘い柿を作ることができます。
自然災害を乗り越えて
他の農家の方々との交友関係も活発で、定期的に懇親会を開催しています。情報交換の場でもあり、刺激につながっています。
大雨や台風で被害を受けた経験もあり、大変なことも多いですが、これからもお客さまにおいしい作物を食べていただけるよう、一生懸命取り組んでいきます。